猫の尿管閉塞

種 類 日本猫
年 齢 5歳
診療科目 内科
症 状 帰宅後食欲・元気がない。

症状の概要

外に遊びに行っていたネコちゃんが、帰宅後調子が悪いとのことで来院。

検査結果

 血液検査にて、尿毒症が認められた。尿はほとんど出ていないようであった。  急性腎不全または尿路閉塞を疑い、腹部超音波検査を行った。右腎臓を普通よりも小さく、左腎臓は逆に大きくなっており、痛がっているようであった。膀胱内の尿は少量であり、他の検査と合わせて右腎臓はほぼ機能がなく、左腎臓は機能しているが尿管閉塞していると総合的に判断した。

治療方法

 即時入院し、翌日に試験開腹を行った。  左尿管に閉塞が認められたため、尿管ステントを設置して膀胱に開通させて、手術を終了した。  その後尿は順調に産生、排出できるようになり、翌日より食欲・元気も回復し、腎数値も下がって退院した。